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【受賞コメント】
ジェニファー・ハドソンがその名前を読み上げると同時に、会場が沸いた。受賞者となったハビエル・バルデムは、満面の笑みで隣席の母親とキス! 全身から喜びがあふれており、弾むような足取りで登壇する際にも思わずガッツポーズが出てしまうほど。
受け取ったオスカー像を強く握りしめると、「何ということだろう!」と感激した様子でスピーチを始めた。まずは「とても光栄です。わたしにできると信じてくれたコーエン兄弟に感謝を。ひどい髪型にしてくれたけど……」と劇中の奇妙なオカッパ頭をジョークにしながら監督のコーエン兄弟に謝辞を贈った。
トミー・リー・ジョーンズ、ケリー・マクドナルドら共演者の名前を挙げ、最後に愛する母親を見つめながら「スペイン語で話します」と母国語で熱いメッセージをささげた。(協力:WOWOW/文:シネマトゥデイ)
おそらく99%の確率で、『ノーカントリー』のハビエル・バルデムが賞をさらっていくはず。テキサスに降ってきた天災のような殺し屋シガーは、映画史に残る究極の悪役であり(ハンニバル・レクターとの比較は決して大げさではない)、これまで『夜になるまえに』や『海を飛ぶ夢』などで深みのある演技を見せてきたバルデムにとっても、一世一代の当たり役。微妙なヘアとファッション、血も凍るほど恐ろしいのになぜか笑えるキャラは、アカデミー会員にも愛されるに違いない。対抗馬は、殺るか殺られるかの心理戦でブラピやサム・ロックウェルにひけをとらなかった『ジェシー・ジェームズの暗殺』のケイシー・アフレックか、名バイプレイヤーとして『フィクサー』を支えたトム・ウィルキンソンだが、ハル・ホルブルック(『イントゥ・ザ・ワイルド(原題)』)とフィリップ・シーモア・ホフマン(『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』)とともに残念ながら受賞の期待は薄い。
フィーチャー ディレクター
松浦 泉
エル・ジャポン
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米俳優組合(SAG)賞では、どこまでも追いかけてくるゾンビより怖い殺し屋に扮したハビエル・バルデム(『ノーカントリー』)が受賞したが、ここは敢えてケイシー・アフレック(『ジェシー・ジェームズの暗殺』)に。ジョン・レノンを暗殺したチャップマンのように、愛するがゆえに対象に近づき、近づきすぎて持て余し、生命を奪ったケイシーの演技に引き込まれた。知りすぎた真実を持て余すトム・ウィルキンソン(『フィクサー』)の演技も素晴らしかった。フィリップ・シーモア・ホフマン(『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』)は『ザ・サヴェッジズ(原題)』にも出演しているが、『カポーティ』でアカデミー賞を受賞したばかりなので。今年、83歳のハル・ホルブルック(『イントゥ・ザ・ワイルド(原題)』)はノミネートの報に、「この役は一生に一度あるかないかの贈り物。80代半ばの人間にとって素晴らしい御褒美です」と素直な気持ちを語ったそうだ。
編集長
関口 裕子
バラエティ・ジャパン
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『夜になるまえに』から2度目のノミネートとなったハビエルだが、コーエン兄弟の『ノーカントリー』で見せた、鬼気迫る“おかっぱ殺人鬼”の評価はとにかく高く、今年の受賞の可能性は前回ノミネートされたときよりもずっと高いはず。前哨戦であるゴールデン・グローブ賞をはじめ、ハビエルが受賞した賞はノミネートされている役者たちの中でも一番多い。とはいえ、大きなサプライズが起こるのもアカデミー賞。ゴールデン・グローブ賞がそのまま反映されて、ハビエルが受賞するか、もしくは、予想外の人物が受賞するか。もしもサプライズが起こるとすれば、可能性が一番高いのは『ジェシー・ジェームズの暗殺』のケイシー・アフレックとなるが、やはりドラえもんの“空気砲”的エアーガン片手に人を無情に殺しまくる、世紀のエコ殺人鬼を無視することはできないはず! ということで、やはりハビエルに一票!
編集部
シネマトゥデイ
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(文:シネマトゥデイ)