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上映中

わたしは、ダニエル・ブレイク (2016)

I, DANIEL BLAKE

監督
ケン・ローチ
  • みたいムービー 188
  • みたログ 108

4.10 / 評価:78件

叫びが聞こえる映画

  • beast114514 さん
  • 2017年3月18日 23時05分
  • 閲覧数 521
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

ケンローチ監督初鑑賞

どんな作風なのかも知らずに、取り敢えずパルムドールを獲った映画だからみてみた。
そんな軽い理由で見たのがいけないと思うほど、この映画には身動きが取れずに叫ぶ訴えがあった。
パルムドールを受賞したことには、とても深い意味がある作品でした。

本作を観て、今の恵まれた環境にただひたすら感謝するしかないと思った。
イギリスの情勢には疎いので、ここまで経済格差が酷いことは知らなかった。加えて、ここまで審査が厳しいとも思わなかった。
"指が一本でもあれば就労可能"と皮肉られるほど基準が厳しいらしく、その様が本作でこれでもかというほどに描写されています。
実際のニュースで、記憶障害で頭蓋骨が半分ない男性に就労可能の判断を下したという事例も。

緊縮財政が、貧困層の首をさらに絞める。
言葉では伝わらないものを、ダニエルブレイクという一人の人間にスポットライトをあててフィクションとして世界中に発信するということ。
それは、鑑賞者の人間性に深く問いかけようという理由があったと思う。
この映画では本当に受給が必要である人に行き届かない歯がゆさを通して社会を批判しているということ。そして、同じ境遇の人を何のためらいもなく助けるような人情に溢れた人が追い込まれていくということも、全てがこういう人ではないのだが、とても考えさせられる。

社会派ではないが、以前にパルムドールを獲ったダンサーインザダークを思い出した。

全ては遠い国のイギリスで起きていること。しかし、他人事ではない。これを観て、1つの決断でたくさんの人間に影響されることを実感してほしい。

ケンローチ作品、みてみます。

詳細評価

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