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わたしは、ダニエル・ブレイク (2016)

I, DANIEL BLAKE

監督
ケン・ローチ
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4.10 / 評価:78件

直球なんですけどね。

  • じゃむとまるこ さん
  • 2017年3月20日 23時20分
  • 閲覧数 496
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

英国階級社会の理不尽と闘い常に弱者の味方であるケン・ローチ監督の最新作。
第69回カンヌ映画祭パルムドール受賞作。
カンヌ映画祭というのはどうもよくわかりません、一番わからないのは審査員がどういう基準で選ばれているのか、ということですが、なぜそう思うかというと選ばれた作品が納得いかないこと”も”多いからです。
とはいえ個人的には好みの作品が選ばれてはいるのですが、本作は納得いかないのです。
ケン・ローチは好きな監督です、社会派映画が好きなので注目していますし、初期の作品から日本公開されたのはほぼ鑑賞しています。
『麦の穂を揺らす風』での受賞は文句なく最高賞に値する出来だと思いました。
しかし本作は決して出来が悪いわけではないですが、この監督の映画の中では瑞々しさ、緊張感、ち密さ、それらすべてがあまりにも”普通”です。

確か何年か前に引退宣言をされた、それには自身の限界を感じられたのではないか、と思いました(あくまでも想像ですが)。そして本作は出来が悪いとは言わないけれど、ひねりなくあまりにも直球で予測の出来る範囲でしかストーリーが進まない、良い人悪い人に二分された人物造形など凡作といえる映画ではないかと思います。
高齢で第一線で頑張っていらっしゃる?志が高い?
そういうことと評価は全く違うと思います。
日本でもかつて新藤兼人監督の『一枚のハガキ』がキネマ旬報ベストテン1位になりましたが、納得がいかない、功労賞?こちらも志は高い、しかしそれと評価は別なのです。

もちろんこのお二人の監督は尊敬しています、だからこそ正当な評価をしてほしいと思います。

それとは別に、描かれているメッセージはこの監督らしいし、これは英国だけのことではなく、弱者にはどんどん生きにくい社会になってきていると思います。
一度貧困に陥ると二度と浮かび上がれない、そんな中で自分だけは、と必死に頑張る、そこには他人への優しさもない、そういう社会にはなってほしくないなぁと思いますが、強者の論理がまかり通る、そういう記事を新聞で見かけることも多くなりました。

詳細評価

物語
配役
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音楽

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